虫さん

こんにちは。ちろるです。

 

知らぬは一生の恥とは言うが、知らないことは一種の無敵状態であると思うのは私だけでしょうか。

 

私は田舎住まいであったにもかかわらず、昆虫が大の苦手です。容姿はもちろんのこと、特に昆虫の発する音が不快な感情を呼び起こします。

そこで疑問に思いました。私は生まれながらにして昆虫が苦手であったのかと。そうではありません。私は両親、先生、友人からの「虫は気味が悪い」という情報を刷り込まれ、現在の昆虫嫌いに発展しているのです。知らず知らずの刷り込みが、私の趣向を形成したのです。

つまり本日、私が害虫駆除用、防虫用の製品を購入したのは、私の人生の中で蓄えた偏った情報からの行動なのです。2000円余りの出費の根本的な原因は、幼き頃からのイデオロギーだったのでした。

昆虫の不愉快さについて知らなければ、私は昆虫への恐怖抜きの人生を歩んでいたでしょう。それによる昆虫の弊害があったとしても、それは当然のことであると受け止めたでしょう。知ってしまったからこそ、天敵を作ったのです。

知れば恐れは本当になくなるのでしょうか。私が世界の昆虫のすべてを知ればこの恐怖は収まるのでしょうか。私たちは恐れを克服するために、日々学習が必要なのでしょうか。

 

それでも私は昆虫が嫌いなので調べるなんてまっぴらごめんですが。苦手な生き物の産卵状態なんて知りたくないので。

知らないからフラッシュバックすることがない。知らないとは最強ですね。